中国のパンダ、個体数回復も生息地は縮小 局所的絶滅の恐れも 研究
2017年9月26日 10:57 発信地:パリ/フランス

【9月26日 AFP】中国で厳重な保護下にあるジャイアントパンダの2013年時点での生息地が、絶滅危惧種に指定された20年以上前と比べて縮小しているとする研究論文が25日に発表された。
 
米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に発表された論文によると、ジャイアントパンダの生息域はより細分化され、地震や道路建設、観光業、地球温暖化の脅威にさらされている地域も多いという。

国際自然保護連合(IUCN)は昨年、ジャイアントパンダの「レッドリスト(Red List)」上の分類を「絶滅危惧IB類(絶滅危惧種)」からより切迫度の低い「絶滅危惧U類(危急種)」に引き下げた。
 
論文の共同執筆者で米ノースカロライナ(North Carolina)州ダーラム(Durham)にあるデューク大学(Duke University)所属のスチュアート・ピム(Stuart Pimm)氏はAFPの取材に対し、「パンダについての良いニュースはたくさんある。個体数は増加し、より多くの生息地が保護され、森林伐採にも歯止めがかけられている」と電子メールで回答。
 
しかしその一方で、「生息地は以前と比べてさらに細分化されており、そうした場所でパンダが存続していけるだけの個体数を維持することは不可能かもしれない」と指摘した。
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▽引用元:AFPBBNews 2017年9月26日 10:57 
http://www.afpbb.com/articles/-/3144310?cx_position=6

中国・広東省広州市の動物園「長隆野生動物世界」で飼育されているジャイアントパンダ(2014年2月16日撮影)。(c)AFP
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