ドレイク方程式に関し注目すべきことは、上記の各パラメータに妥当だと考えられる値を入れると、
多くの場合、 {\displaystyle N\gg 1} N\gg 1 となることである。このことが地球外知的生命体探査を
行うための強力な動機付けとなった。しかしながら、これは現在の観測値である {\displaystyle N\simeq 1}
N\simeq 1(宇宙には我々人類しかいないように見える)とは矛盾する。

この矛盾はエンリコ・フェルミによって提唱された「フェルミのパラドックス」として知られているものである。
この事実は「妥当」とされたパラメータの少なくとも一つが、現実とかけ離れた誇大な推定が行われている
ことを示す。