医療技術
歯磨きできない障がい者 乳酸菌が虫歯と歯周病を防いでいた!広島大
2017年06月06日 17時32分
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口の中にいる歯周病菌は、歯周病だけでなく、全身疾患にも関係する(大阪大学大学院歯学研究科予防歯科学教室 HPより)


「虫歯の日」にあたる毎年6月4日から10日は「歯と口の健康週間」。広島大学大学院の二川浩樹教授は、障がい者の歯科治療中、歯磨きができないのに虫歯や歯周病のない患者に出会い、虫歯菌や歯周病菌を減少させる効果がある乳酸菌の存在を発見した。この乳酸菌を使ったヨーグルトやタブレットが開発された。

 二川教授はかつて障害者施設で治療を担当していた際に、歯磨きができない女性患者(当時30歳)に出会った。患者の口腔内の衛生状態は悪く、歯石がたまったり、着色などは見られたが、虫歯や歯周病はなく、研究の末、虫歯(ミュータント)菌と歯周病菌のほか、性感染症を引き起こすカンジタ真菌に対する抗菌性がある乳酸菌を発見した。

「L2080」と名付けた乳酸菌でヨーグルトを作って、50人の被験者を対象に2週間食べ続けてもらう実験を行なった結果、唾液の中の虫歯菌と歯周病菌を減らす効果を確認。2010年には、愛媛県の四国乳業が製品化し、関西圏で販売している。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

 http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20519.html
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