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そして時代は移り・・・

彼らが見たものは、新島の真ん中で、傷だらけになりながらも、日の丸を広げる和城と藤本であった。
「見ろ!!パラシュートに血で描いた日の丸を!!」
「立派な国旗だぜ」
 湯気の立つ新島に仁王立ちする和城と藤本。手には引き裂いたパラシュートに、滴る血で描かれた日の丸が。これを見た各国船団は、日本に先を越されたとほぞを噛むのであった。