間違えて送信してしもうた。

さて、そこで製薬企業などはどうしているのか?
がん細胞を殺す作用と、がん細胞だけに薬を届ける作用を別個に行うことにした。その分、製造コストはかかるがね。副作用で患者が死んでしまうのだから、背に腹はかえられぬって感じだよね。

今回の>>1については、がん細胞に特異的に届けるために、抗体(ある特定の物質にしか結合しないタンパク質)を用いて、さらに、赤外線に当たらないとがん細胞を殺す作用を発揮できないIR700という物質を抗体にひっつけた。
これにより、赤外線をなるべくがん細胞だけに当たるようにすれば、がん細胞に集まった抗体+IR700が、ほぼがん細胞だけで細胞を殺す物質に変換され、がん細胞ばかりを殺せるというわけさ。

こういう薬の配達方法の工夫をDDS(ドラッグデリバリーシステム)と言い、もう何十年も研究されてるから、いつ成功してもおかしくは無いよ。