小惑星「イトカワ」の謎の解明−太陽系研究に大きな一歩

概要 
 
沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究員らは、米国ニュージャージー州ラトガース大学と共同で、小惑星イトカワの表面の岩や砂礫(砂や小石)がふるいわけられる仕組みを研究しました。
その結果、これまで謎とされていたイトカワの特殊な地形が、小さな砂礫が大きな岩にぶつかると大きく跳ね返り、砂礫の多い場所では砂礫の中に沈み込むためにできているという説を提示し、これを「反跳選別はんちょうせんべつ現象 (ballistic sorting)」と名付けました。
 
科学誌 Physical Review Letters に3月10日に掲載されるこの研究成果は、小惑星の形成とその変遷についての理解をより深め、太陽系に関する研究を進めるための好機をもたらしたと言えます。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:沖縄科学技術大学院大学 2017-03-07
https://www.oist.jp/ja/news-center/press-releases/29400

砂礫(砂や小石)が岩にぶつかると大きく跳ね返って遠くまで飛ばされ、似た大きさの砂礫のかたまりにぶつかるとそこで止まる。研究者らはこれを「反跳選別現象(ballistic sorting)」と名付けた。(クレジット:OIST)
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