2017年1月18日 アルマ望遠鏡、太陽観測を開始

アルマ望遠鏡が、電波による高解像度太陽観測を開始しました。
アルマ望遠鏡は、太陽の彩層と呼ばれる領域から放たれる電波を観測することができ、その領域の温度を直接測定することが可能です。
太陽黒点の周囲での活発な活動を詳細に観測することで、太陽に関するさまざまな謎に迫ることが期待されています。

アルマ望遠鏡は、星や惑星の材料となる非常に低温のガスや塵(マイナス260℃程度)が放つ電波を捉えることを得意としていますが、高温の太陽が放つ電波も観測することができます。
しかし、太陽から放たれる電波はそれ以外の天体からやってくる電波に比べて圧倒的に強いため、電波の強度や電波放射領域の形状を観測で精密に測定するには、太陽観測のためだけの特別な仕組みや観測手法を開発する必要がありました。
このため、世界中から太陽観測の専門家たちが集まり、2014年から2016年にかけてアルマ望遠鏡は太陽を観測する試験を繰り返してきました。
今回公開する画像は、2015年12月18日の試験観測で得られたものです。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:ALMA 2017年1月18日
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2017/0118post_679.html

【画像1】 波長1.25mmの電波でアルマ望遠鏡が撮影した太陽黒点。Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/files/editor/20170118_solar_fig1.jpg
【画像2】 波長3mmの電波でアルマ望遠鏡が撮影した太陽黒点。Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/files/editor/20170118_solar_fig2.jpg