それにしても、カルタゴは滅ぼされるべきである。
Ceterum censeo Carthaginem delendam esse.
カトはカルタゴの滅亡がローマの安全にとって必要不可欠と考えており、
生涯にわたり元老院での演説をこの句で締めくくった。
この句はしばしば「カルタゴ滅ぶべし」(Cartago delenda est)の形で引用される。


事実を把握せよ、言葉は続いてくる。
Rem tene, verba sequentur.雄弁家に対するカトの助言


愚者が賢者から学ぶより多くのことを賢者は愚者から学ぶ。
プルタルコス『対比列伝』「カトの生涯」に引用される


戦線において困難な時は、そのままの姿で現れる。
Fronte capillata, post est Occasio calva.--Disticha, II, 26.
長年カトに帰せられてきた『カト二行詩集』は
3世紀から4世紀の同名の著作家ディオニシウス・カトの著作であると推測されている。

マルクス・ポルキウス・カトー
(紀元前234年- 紀元前149年。古代ローマ共和制の政治家。大カトー)