もう打てないんじゃないかという恐怖は、
常について回るんです。
結果を残してきた人ほど
不安と戦ってきたはずだし、
恐怖心を持っていない人は本物じゃない。
その怖さを打ち消したいがために、
練習するわけです。


仕事は忍耐第一主義。


いままでの僕の記録はみんな、
耐えることで作られてきたんです。


いい時もあるし、
悪い時もあります。
自分もまた、
それで初心に戻れたりしましたね。


ホームランというのは
準備したことが
ちゃんとできてるだけの話。


練習を怠る人が
上手くなることはないんですよ。
修練して上手くなった人が
より上手くなるんです。


基本的にプロというのは、
ミスをしてはいけないんですよ。


チームでも人でも、
成長するときは45度の角度で
一本調子で上がっていくことはない。
最初は見えないくらい
ジワジワと上がっていき、
途中から急カーブで伸びるものです。
そのジワジワの時期にも、
監督としては辛抱強く言い続けること、
そして待ち続けることが大事なのです。

- 王貞治 -