274 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2014/06/01(日) 23:14:39.67 0
  僖公の二年、晋の荀息はカクを攻撃しようと考えた。その為には虞の領内を通過するのが近道である。
  そこで、虞公へ屈産の馬と垂棘の璧を賜うよう晋公へ請うた。すると、晋公は言った。

 「二つとも、我が宝なのだが」
 「いえ、カクを滅ぼしたら、ついでに虞を滅ぼす事ができます。
  それなら、虞公へ贈ったとはいえ、外の倉庫へ一時保管して置くようなものではありませんか」
 「だが、虞には宮之奇がいるぞ」
 「宮之奇は、主君を強く諌めるような人間ではありません。主君の強欲に押し切られてしまいます」

  そこで、晋公は馬と璧を虞公へ贈った。
  宮之奇は諫めたが、虞公は聞かず、晋軍は虞の領内を通過してカクを攻撃した。
  五年、晋公の愛姫の驪姫が晋公をそそのかし、晋公の嫡子の申生を殺した。
  同年、晋は再びカク攻撃を計画し、虞の領内の通行を求めた。宮之奇は虞公へ言った。
 「『唇が無くなると歯が寒くなる』と言うではありませんか。カクが滅んだら、虞も滅びます」

  すると、虞公は言った。
 「晋は我等と同じ姫姓。同宗へ害を為す筈がない」
 「姫姓と言うなら、カクもまた姫姓。晋はそのカクを滅ぼすのですぞ。
  それに晋の献公は、自分の一族の桓氏や荘氏も滅ぼしたのです。ましてや他国を見逃すものですか」
 「私は祭りの度に立派な供物を捧げている。神が必ずこの国を護ってくれるさ」
 「『神は人に親しまず。ただ、徳のある者を護りたもう。』と聞きます。
  徳を用いなければ、神もお受けになりません」

  しかし、虞公は聞かなかった。晋軍はカクを滅ぼし、帰国の途中、虞も滅ぼした。
  こうして、屈産の馬も垂棘の璧も晋公の下へ返った。馬と璧を見て、献公は言った。
 「璧は元の通り。馬は賜った頃より、却ってよく肥えている」

276 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2014/06/04(水) 23:27:06.42 0
 「可愛くば 五つ数えて三つ褒め 二つ叱って良き人となせ」
  二宮尊徳

278 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2014/06/07(土) 07:42:38.62 0
 「歴史は同じことを繰り返さないが、韻を踏む」
  マーク・トウェイン

280 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2014/06/09(月) 07:07:40.54 0
 「私はポーランド人が大好きです。しかし、彼等にこう尋ねた事が有ります。
  ポーランド政府が、『我が国は数百万人のベトナム人を移住させるつもりです。
  彼らは国民の賃金を切り下げ、タダ同然で働くことでしょう。』と言ったら、
  貴方達ポーランド人はどう感じるだろうかと」

  サイモン・ダービー

281 名前:世界@名無史さん[] 投稿日:2014/06/09(月) 21:26:16.66 0
  誰やねんと思ったらイギリスのネオナチよりの極右政党の党首なんだな 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:9368c25c0e1fcb4c3420acd807713d27)