「生かしたまま民族を消滅させる」中国共産党がウイグルで進めている恐怖のプロジェクト
https://president.jp/articles/-/50371

身体は元のまま生きていて、考え方が別のものになる。中国政府、中国共産党に
都合がよいものになる。これが思想改造の本質なんですね。
そうすると、彼らは協力者になり、中国公民になって、中国ナショナリズムの
よき担い手になるわけだ。しかも中国政府にとって、それが漢民族ではなく、
もともと新疆ウイグルに住んでいた人びとであるという点がとても大事なわけです。
考え方を別のものに入れ換える。そんなことができるのかと思うけれど、
それを無理やりやっているのが中国です。民族を弾圧するのだけれど、
民族を生かしておく。これが、ユダヤ人の身体を抹殺してしまう、ナチス
(国家社会主義ドイツ労働者党)のユダヤ人迫害との違いです。

ユダヤ人がなぜ抹殺されたのかと言えば、ドイツの社会からユダヤ人の要素を一掃するためです。

一掃して、ユダヤ人の居場所を、ヨーロッパのどこにもみつけられなかった。ユダヤ人を抹殺しても、ナチスは痛くもかゆくもない。だから、奇妙なイデオロギーに基づいて、国家的な大犯罪を起こしてしまった。

中国が少数民族を抹殺すると、中国は痛いんです。困るのです。中華民族は、
漢民族を超えた、少数民族も含む政治団体であって、そのテリトリーは漢民族の倍ぐらいある。それを考えれば少数民族の独立などはありえない。
国家の存亡に関わることなのです。

ということを中華人民共和国は主張しているので、それを実現させるまで
こうした思想改造プロジェクトは続くだろうと思います。