ゲオの中の人が読んでるの前提で書きます。

認知的不協和理論って話を知ってますか?簡単に言うと人は既にやってしまった行動を無理矢理
にでも正当化したい衝動が強力に有るって理論です。
元々は、過去世界の終末を予言した宗教団体や教祖様「麻原彰晃だってそう」は無数に存在し、その
予言は悉く外れました。
しかし多くの信者は教団を見捨てず、寧ろ熱心に布教する者も居ます?何故なのか?

今日出掛ける貴方は、天気予報で「預言者様のお言葉で」雨が降るって聞き傘を持ってお出かけ
しました。
しかし実際はカンカン照りで、今貴方は大変に不愉快な状況「予言が外れた」です。
傘は余計な荷物ですし、何より通行人が手ぶらなのが不愉快極まり無いです。
貴方の不愉快さを軽くする方法が何か有るでしょうか?考えて見ましょう。

傘を持ってるという事実を否定するのは大変に困難を極めます。だからと言ってカンカン照りの
今日の天気を否定する事も不可能です。
だから、貴方が実行可能な対策は一つしか無いんです。何とかして周囲の人たちの行動を
変化させるんです。

周囲の人間全てが傘を持ってる状況でなら、貴方は馬鹿な男では無く極普通の当然の行動を取った
事に成るからです。
つまり、貴方は周囲の人に傘を持つ様に宣伝や布教をしたくなるんです。
多分、貴方は何時も雨に備えて傘を持つ事の素晴らしさを周囲に宣伝するでしょう。

しかし奇妙な事に、この行動の原動力は雨が降らなかった事なのです。
貴方は、自分が傘を持って来た事を正当化したくて、何時でも何処でも傘を持とう教の
伝道師に成るんですね。