何か、如何しても物事を理性では無くて感情で判断してる人が多そうですね。
これから偏見をテーマにした事を書きます。

健康診断は誰でもした事が有るでしょうが、あれの正常値異常値の基準を知ってますか?
あれは、普通は95%検定の数字で施設により99%検定の場合も有ります。
95%検定とは、正常な人の95%がこの数値の範囲内に入るって意味です。

これは逆に言うと、正常な人の5%は偽陽性に成るけど、このリスク受け入れてねって
意味なんですよ。
5%の偽陽性は受け入れられないって施設では99%検定「偽陽性は1%」な訳です。
でも99%検定だと、逆に病気の人がすり抜ける事も有る訳です。

さて思考実験です。一万人の人が居て病気の人の確率を、50%、10%、1%、0.1%の
それぞれだと仮定して見ます。
95%検定で、病気の人がすり抜ける確率は0%だとします。

50%の場合、偽陽性250人、陽性5000人で偽陽性は無視出来る程度です。

10%の場合、偽陽性450人、陽性1000人で偽陽性はかなり多く問題ですね。

1%の場合、偽陽性495人、陽性100人で、殆んどが偽陽性に成ってしまいました。

0.1%の場合、偽陽性499人、陽性10人で大問題ですね。

つまり、そもそも非常に低確率でしか居ない人を探すのに、95%検定とか使えば
高確率で冤罪を作るって事ですよ。
5%と言うのは20人に1人ですから、多少変わり者程度ですね。

偏見の強い人は大抵自分は正義の味方って主張するけど、高確率で理不尽に
他人を攻撃してるもんです。