4月23日 16時36分
警視庁が、都内で発生したわいせつ事件について、住民などおよそ25万件のアドレスにメールで知らせた際、現場から逃げた不審な男について俳優などとして活躍している星野源さんに似ているとしていましたが、
その後、表現が不適切だとして訂正しました。警視庁は「内容のチェックが不十分だった。関係者におわびしたい」としています。

警視庁は、東京都内で発生した事件や事故について、希望する人にメールで知らせていて、現在、およそ25万件のアドレスが登録されています。

今月20日に、東京・練馬区で中学3年生の女子生徒が帰宅途中に体を触られるわいせつ事件が起きた際、
事件の概要をメールで配信しましたが、現場から逃げた不審な男について俳優や音楽家などとして活躍している星野源さんに似ているとしていました。

警視庁によりますと、事件を担当している光が丘警察署の警察官が女子生徒の目撃情報をもとにメールの文面を作成し、
上司が内容を確認して配信しましたが、その後、外部から「関係のない個人名を出すのは問題ではないか」といった指摘が複数寄せられたということです。

警視庁は「表現が不適切だった」として2日後の22日になってメールの内容を訂正しました。

警視庁は「チェックが不十分だった。関係者におわびするとともに再発防止を徹底したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180423/k10011414341000.html