@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/2(火) 7:51配信

 下田市敷根の市敷根公園屋内温水プールで小学2年生の男児が脱水機に右腕を巻き込まれ、3カ所を骨折する重傷を負ったことが1日、市などへの取材で分かった。市から委託を受け、施設を管理運営する下田市振興公社によると、脱水機の自動停止装置が故障していたとみられる。下田署が業務上過失傷害の疑いで調べている。

 市や市振興公社によると、4月28日午後5時ごろ、男児が更衣室で着替え中に作動していた脱水機の中から物を取り出そうとし、腕を巻き込まれたという。男児は上腕部を複雑骨折するなど重傷を負い、ドクターヘリで沼津市内の病院に運ばれた。

 脱水機は直径約30センチ、高さ約60センチのポータブル式。作動中でもふたを開けると、10秒以内に自動停止する装置が付いていたが、故障で回転が止まらなかったとみられる。2016年4月から、水着などの脱水用に男女の更衣室に1機ずつ設置していた。

 市振興公社は「脱水機を撤去し、再発防止に努める」としている。男児と家族には謝罪したという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170502-00000009-at_s-l22