>>232
味の差については書いたとおり、今時の精米機なら言うほど大きな差はでないよ。米の表面は確かに大きい奴の方が綺麗なんだけど、俺も食ってわかるかどうか微妙だ。
鮮度の方がよほど影響大きいかな。

米屋によるけど、一般的には小型の店頭精米機と、大量精米する本機は別で持ってる事が多い。

店頭精米機は本当に精米機単体。そんなまずくなる程に性能悪くはない。
ただし後処理がないから、前処理でしっかり選別しておく必要がある。

本機は卸の精米プラントのミニチュアみたいなセットを、精米機のメーカーが作ってる。今は技術が進歩してるから、新しい奴はかなり綺麗に精米できるよ。

大手の精米プラントはすごい設備投資してるんだけど、大きく違うのは生産性と信頼性。
白米で色彩選別機2回、無洗米で3回通ってたりするから異物が混入する確率が低い。木くず一かけらでも問題になりやすい世の中だからね。

うちも米屋としては大きめなんで、卸ほど規模はでかくないが、同じようにカスタムメイドの設備で、低温倉庫内で低温精米してる。
1トンフレコンを張り込みから選別&精米・袋詰めまで1時間で自動処理できる。
異物混入の可能性は、卸よりワンランク劣るかな。

夜中に従業員に高い金払って、1回通し式でゆっくり精米しても意味ないと思うよ。
ゆっくり精米して温度が上がらないのは循環式の精米機で、これはたった30キロで1時間とかかかる。
しかも、穀温が上がらないかわりにヌカ切れがすごく悪い。