Redmi Book Pro 15 2022 Ryzen・エディション レビュー

多くの携帯電話メーカーがノートパソコンを作るようになり、その参入はノートパソコン市場に新しい息吹を吹き込みました。
Redmiのようなコストパフォーマンスの高い携帯電話ブランドと同様に、ノートブック製品も、前回ブレイクしたRedmi Book 14やRedmi Book Pro 15のように、コストパフォーマンスが高く、高性能で価値の高い製品としてユーザーから支持されています。
今年、Redmiはまたもやブレイクした薄型軽量ノートPC「Redmi Book Pro 15 2022」を作りましたが、この製品はCore Editionしか前面に出ていなかったので、実はRedmi Book Pro 15 2022 Ryzen Editionを楽しみにしている人が多かったのです。
いや、悪魔といえば悪魔がやってくる!

製品パラメータ

オペレーティングシステム:Windows 11 Home (64ビット)

ディスプレイ:15.6型IPS非光沢スクリーン(3200×2000、90Hz、400nits)

プロセッサー:AMD Ryzen 7 6800H (8コア、16スレッド、3.2GHz~4.7GHz)

メモリ:16GB LPDDR5 6400 デュアルチャネル

ハードディスク:512GB PCIe 4.0 SSD

グラフィックス:AMD Radeon 680M統合型グラフィックスカード

バッテリー:72Wh

外形寸法:350.1mm×242.3mm×14.9mm

重量:1.8kg(電源アダプター含まず)

参考価格: 5399元

AMD Ryzen 6000 H-Seriesスタンダード・プロセッサーへのアップグレード

家電に詳しい読者ならご存知かもしれませんが、家電の世界では「Pro」は「プロ」の略で、昨年から初めて、Redmi Bookシリーズに、よりプロフェッショナルで高性能な「Pro」シリーズが登場したのです。
"Pro "のつかない従来のRedmi Bookの薄型軽量ノートよりも上位に位置するため、少なくとも性能面ではRedmi Book 14/15と同等であるべきです。
Redmi Book Pro 15は、AMDのRyzen 5000Hシリーズの45W標準プロセッサーを搭載しています。

Redmi Book Pro 15 2022 Ryzen Editionは、最新のAMD Riptide 6000 Hシリーズプロセッサにアップグレードされており、AMD Ryzen 7 6800HとAMD Ryzen 5 6600Hの2モデルがあり、どちらも今年のRiptide陣営のブレイク製品にもなっているようです。
いずれも最新のZen 3+アーキテクチャと6nmの先端製造プロセスを採用し、性能と電力効率のさらなる最適化を実現しています。

Zen 3+アーキテクチャと6nm製造プロセスに加え、8コア16スレッドのオールコア設計、ベース周波数3.2GHz、最大アクセラレーション周波数4.7GHz、レベル3キャッシュ16MB、デフォルトTDP45Wというプロセッサのスペックです。
12個の演算ユニット、768個のストリームプロセッサ、グラフィック周波数2200MHzのRadeon 680M統合グラフィックカード。

メモリについては、Redmi Book Pro 15 2022 Ryzen Editionは、現在のところLPDDR5 6400デュアルチャネルメモリの16GBのみとなっています。

では、AMD Ryzen 7 6800Hプロセッサを搭載したRedmi Book Pro 15 2022はどうなのでしょうか。
テストで確かめよう。

エクストリームパフォーマンスモード」では、CINEBENCH R23でシングルスレッド1508pts、マルチスレッド12968ptsを達成しました。
このレベルは、実は同じプロセッサーを搭載した高性能ゲーミングノートPCに非常に近いものなのです。
以前、AMD Ryzen 7 6800Hを搭載してテストした高性能ゲーミングノートPCは、このテストでシングルスレッドで1513pts、マルチスレッドで14119ptsを記録しましたので、Redmi Book Pro 15 2022 Ryzen Editionはシングルスレッドで高性能ゲーミングノートと同等、マルチスレッドで約8%の僅差でパフォーマンスを出していることが分かります。
これは、あくまで薄型軽量ブックであり、薄型軽量ボディと冷却性能をより重視しているためと思われます。
プロセッサが放つ高負荷時の性能は、高性能ゲーミングブックよりも若干低いレベルであり、薄型軽量ブック陣営では非常に優秀な性能であると言えます。

強力なマルチスレッド性能は、3Dデザインのレンダリング、オーディオやビデオのトランスコード、圧縮/解凍、Excelのスプレッドシート操作などのタスクをより効率的かつ容易に処理することを意味します。
例えば、x265 FHD Benchmarkコーデックテストでは、Redmi Book Pro 15 2022 Sharp Dragon Editionは41.34fpsを記録し、V-Rayレンダリングテストでは、9255 vsamplesというハイスコアを達成したのです。
このように、薄型軽量ノートに搭載されたHシリーズ標準プロセッサーは、マルチスレッド性能を中心に、より高いパフォーマンスをもたらし、「Pro」ジャンルを真のProにしています。