従来、「文章などを作るにはPCが向いていて、iPadなどタブレットはコンテンツを見るためのものだ」と言われてきた。た
しかにそれはその通りな部分があった。

しかし、現在その常識は通じなくなっている。iPad Proクラスになれば、多数の「なにかを作るためのアプリ」が増えているからだ。
マイクロソフト・オフィスやフォトショップなど、PCを代表するようなアプリの多くはiPadにも登場しており、
一方で、カメラやペンを使った新しいグラフィック系アプリについては、PCよりもiPadの方で新アプリの開発が広がっている。

節目が変わった理由は、「iPadは有料アプリが売れる環境」だからだ。

PC用ソフトは売れづらくなり、ほとんどがウェブサービスになった。一方でiPadではAppStore経由でアプリがまだ売れるので、ビジネス的にはそちらにシフトしているのだ。

さらにMagic Keyboardが登場したことで、「文字」に関わる部分でも環境が大きく変わった。Magic Keyboardは非常にタイプが快適で
、iPadOSも改善により、文字変換の精度・速度・快適さが増している。まだ独特のクセはあるが、もはやPCやMacと同等以上の快適さだと、筆者は思う。

実はこの原稿自体もiPad Pro+Magic Keyboardで執筆している。

それに比べると、Surface Go 2のキーボードは「悪くない」レベルであり、相変わらず膝の上ではタイプしづらい、という欠点を抱えている。