http://news.mynavi.jp/news/2012/12/05/240/index.html

MM総研は5日、2012年度上期(4月〜9月)の国内タブレット端末の出荷状況を発表した。出荷台数は 前年比82.1%増の193万台となり、
同社が調査を開始した2010年度上期以降の半期別出荷台数は、上期・下期とも毎回、連続で最高記録を更新している。
メーカー別シェアではAppleが6割超となり、2位以下を大きく引き離した。

メーカー別台数・シェアではAppleが118万台(シェア61.1%、以下同)となり1位を獲得。2位は富士通で22.2万台(同11.5%)、3位は NECの
14.1万台(同7.3%)だった。以下、4位Acerの6.6万台(同3.4%)、5位ソニーの6.3万台(同3.3%)と続いた。

OS別出荷台数はAppleのiOSが118万台でシェア61.1%に対し、Androidが75万台でシェア38.9%となった。なお、同社の今回の発表では、
WindowsOSを搭載したスレート型PCやコンパーチブル型タブレットPCは対象外となっている。

キャリアの通信回線(3GやLTE)を搭載した「回線モデル」とWi-Fi通信のみを可能とする「Wi-Fiモデル」とをモデル別に見ると、回線モデル
が91万台(シェア 47.2%)、Wi-Fiモデルが102万台(シェア52.8%)となった。回線モデルはソフトバンクのiPadシリーズに加えて、NTTドコモ
の富士通 「ARROWS Tab(F-10D)」やNOTTVに対応したNEC製「MEDIAS TAB N-06D」が好調だった。

さらに画面サイズ別のシェアを見ると。 画面サイズが約10インチの「ホームタブレット」は172万台(シェア89.1%)、画面サイズ7インチ台以
下の「モバイルタブレット」は21万台(シェア10.9%)となった。

2012年度下期には「Nexus 7」に加え、「iPad mini」「Kindle Fire」「Kindle Fire HD」といったモバイルタブレットが多数登場しており、シェア
10.9%に留まったモバイルタブレットが今後のタブレット端末市場の底上げに貢献すると見ている。また、MM総研では、2012年度通期出
荷台数を450万台(前年比61.9%増)と予測している。