※2024.04.02 Tue posted at 13:20 JST

(CNN) アフリカ航海のクルーズ船に乗船していた乗客8人が、アフリカ西部の島国サントメ・プリンシペで乗船時刻に間に合わずに取り残されるハプニングがあり、自力でクルーズ船に追いつこうと必死になっている。

ノルウェー・クルーズ・ライン(NCL)の発表によると、乗客8人は3月27日、クルーズ船に乗り遅れた。

「個人またはプライベートツアーで島にいた乗客8人は、船に戻る最後の連絡船に乗り遅れ、現地時間午後3時の乗船時間に間に合わなかった」と同社は述べ、「非常に不運な状況ではあるが、乗客は指定された時刻までに船に戻る責任がある。そのことは船内放送や日々のコミュニケーションで広く伝達し、船を離れる直前にも掲示していた」と強調している。

乗り遅れた乗客のパスポートは本人に渡してもらえるよう、現地の港湾当局に預けたという。クルーズ船に再び乗船するために次の寄港地へ行く費用は、乗客が負担する義務があるとしている。

乗り遅れた乗客のうち、米国人のジル・キャンベルさんと夫のジェイさんがCNN提携局WPDEに語ったところによると、乗り遅れた8人の一行は15時間かけて6カ国を経由し、4月1日にガンビアでクルーズ船に乗船しようとしたという。

ところが同船は干潮のために入港できず、海上で1日余分に停泊した。一行はクルーズ船が2日に寄港予定のセネガルで再び乗船を試みる。

8人の中には高齢者や身体障害者、妊婦もいて、1人は心臓病の薬を5日間服用できずに体調を崩しているという。

ツアーの遅れで乗船時刻に間に合わず

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