TBSテレビ

2023年1月25日(水) 01:29

ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナから不可侵条約締結の提案があったと明らかにしました。

ロシアメディアなどによりますと、ルカシェンコ大統領は24日、ロシアの侵攻を受ける隣国ウクライナから互いに領土を侵さないことを約束する不可侵条約締結の提案があったと述べました。

詳しい内容や提案の時期については触れておらず、詳細は不明です。


ルカシェンコ氏は「なぜそうした提案があったのかわからない。一方ではウクライナ領土に軍を送るなと言いながら、他方でベラルーシの過激派を武装させている」などと主張し、否定的な姿勢を示しています。

ベラルーシにはロシア軍との「地域合同部隊」が駐留するほか、来月1日にかけて空軍の合同軍事演習が実施されていて、ウクライナ側からはベラルーシが侵攻への関与を強めるのではとの見方も出ています。

ロシアのペスコフ大統領報道官は24日、不可侵条約締結の提案について「何の情報も持っておらずコメントできない」としています。

こうした中、侵攻を指揮する総司令官に今月就任したゲラシモフ参謀総長は24日、ロシアの新聞のインタビューで「現代のロシアにおいてこれほどの軍事行動のレベルと激しさは前例がない。我々は事実上、西側諸国全体から敵対行為を受けている」と述べました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/292511?display=1