公安省、外国人観光客に「チップ」要求の入国審査官を停職処分

公安省傘下出入国管理局(A08)はこのほど、ハノイ市ノイバイ国際空港で、外国人観光客に対し「チップ」を要求した疑いが持たれている入国審査官を停職処分とした。

 出入国管理局の代表者は5日、今回の停職処分について不正疑惑の調査を目的としたものと述べた。不正が見つかった場合、厳正な処分を下すとしている。

 これに先立ち2日、シンガポール人観光客がSNSに入国管理官から「チップ」を要求されたとの内容を投稿。この観光客は、「シンガポールに戻るため、ノイバイ国際空港にいる。出国審査をしたとき、審査官が私の航空券にTipと書いた。彼は私のパスポートを持って、それを要求した。何のために?と訊いたが、彼は文字を指し示すだけだった」とコメントした。

 結局、この観光客は入国審査官に50万VND(約2800円)を渡さなければならず、帰国後、シンガポール外務省に被害を届け出た。被害に遭った観光客は、「身柄を拘束されたような気分。もしチップを渡さなければ、パスポートを返してもらえないと思った」と述べた。

ベトジョー
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