2022年12月31日15時15分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022123100234

 ラオスのパンカム首相(71)は12月30日、国民議会(国会)の閉会に当たり、辞意を表明した。健康問題を理由に挙げたが、改善の兆しが見えない経済危機の責任を取ったとみられる。後任にはソンサイ副首相(56)が選出された。

 ラオスは通貨キップが2021年末から急落。物価が高騰する一方、失業率は高止まりし、国民生活を圧迫している。パンカム氏は「ラオスが多くの困難を抱える中、もはや任務を全うできない」と辞任の理由を説明した。