2022年10月2日 13:10
https://www.afpbb.com/articles/-/3426838

 ベネズエラは1日、麻薬密売の罪で米国で収監されていたニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の親族2人の解放と引き換えに、拘束していた石油会社幹部ら米国人7人の身柄を解放した。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は声明で、「ベネズエラで不当に拘束されていた」7人が帰国すると発表。米政府高官は、7人の自由を確保するため大統領が囚人交換という「痛みを伴う決断」をしたと認めた。

 7人のうち5人は、ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)の米国子会社シトゴ(Citgo)の元社長ら幹部で、2017年、ベネズエラ出張中に汚職容疑で拘束・訴追され、それぞれ禁錮13年余りの有罪判決を受けた。残る2人は別の容疑で拘束されていた。

 米政府は、7人の罪状は捏造(ねつぞう)されたものだと主張。国務省のネッド・プライス(Ned Price)報道官は昨年、7人は「政治の駒」にされたと述べていた。

 ベネズエラ政府も米国の声明発表とほぼ同時に、米国で「不当に収監されていたベネズエラの若者2人」が、3月5日から続けてきた交渉により解放されたと発表した。

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