2022.09.16 Fri posted at 15:25 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35193423.html

米テキサス州ダラスの病院に勤務する麻酔科医が、手術センターで患者用の点滴に神経ブロック剤などの薬品を注入して同僚1人を死亡させ、複数の患者を心臓救急状態にさせた疑いで14日に逮捕された。米連邦検察が明らかにした。

発表によると、逮捕されたのは医師のレイノルド・リベラ・オルティス容疑者(59)。消費者製品を改ざんして人を死亡させた疑いや、故意に医薬品を混入した疑いがもたれている。

オルティス容疑者は現地時間の16日午前10時、ダラスの裁判所に出廷する。有罪となった場合の最高刑は終身刑。

テキサス州医療委員会によると、事件の発端は5月〜9月にかけ、ダラスの病院で予想外の心臓救急事案が相次いだことだった

CNN提携局WFAAによると、6月には手術センターの麻酔科医だったメラニー・カスパー医師(55)が死亡した。

調べによると、カスパー医師は急に具合が悪くなり、脱水症状の治療のため、自分とオルティス容疑者が勤務する手術センターにあった生理食塩水の点滴を自ら行った直後に死亡した。8月24日前後にまとめられた検視報告によると、死因は麻酔治療に使われる神経ブロック剤のブピバカインを致死量投与されたことだった。

《いかそーす》