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2022/08/21(日) 14:35:28.92ID:CAP_USERhttps://jp.reuters.com/article/sri-lanka-crisis-economy-idJPKBN2PP06O
スリランカの最大都市コロンボで投資調査の仕事に就いていたシャムラ・ユースーフさん(30)は6月、経済が混乱を極めるこの都市を抜け出してアラブ首長国連邦のドバイで新たなスタートを切るため、3歳の息子とスーツケースを携えて母国から旅立った。その3週間前にドバイで営業・マーケティング・ディレクターの職に就いた夫と合流する。
過去70年間で最悪の経済危機に陥ったスリランカでは、彼らのように国を脱出する技能労働者が数万人に上っている。
公式データは入手できないが、暫定的なデータや経済界のリーダーによると、頭脳流出は景気回復を遅らせるのに十分なほどの規模に達した。
ユースーフさん自身、いつになれば帰国できるか、そもそも帰国できるかどうか分からない。
「(スリランカを離れることについて)夫を説得するのには時間がかかった。彼は国を信じ、国にとどまりたいと望んでいたからだ」
しかしスリランカ経済は燃料不足によって崩壊し、抗議活動が広がって大統領は国外逃亡。3月には日常生活が耐えがたいほど厳しくなっていたとユースーフさんは言う。「早く船に飛び乗らないと(国外脱出は)難しくなると思った」
外貨準備の急減により、3月以降は医薬品やミルクパウダーなどの生活必需品も足りなくなった。7月は医療や農業にしか燃料が供給されない日がほとんど。同月の食品インフレ率は年率90%を超え、消費者物価指数の前年比上昇率は60.8%に達した。
このため医者やソフトウエアエンジニア、科学者などの技能労働者がより良い生活を求めて国外に脱出し、国内に残された2200万人にとって専門技能が不足するという憂慮すべき事態となっている。
政策研究所(IPS)の移住・都市化政策調査責任者、ビレシャ・ウィーララツネ氏は「技能労働者が国外脱出する流れが強まっている」と語った。
ウィーララツネ氏が紹介した政府の未公表データによると、2020年と21年には国外移住者がそれぞれ4万0581人と3万0797人だったのに対し、今年は1─6月だけで11万3140人ほどに達した。
政府の移住局に数字の確認を何度も求めたが、確認は得られていない。
政府データが示す1─5月のパスポート発行件数は28万8645件と、前年同月の9万1331件を大幅に上回っている。
《以下そーす》