公開 2022年2月3日

デンマークは感染者数が高い水準にある中、2月1日にコロナの規制を全て撤廃しました。しかし、国民は落ち着いた様子で日常生活を送っています。なぜなのでしょうか? デンマーク在住のジャーナリスト、井上陽子さんがレポートします。

by Yoko Inoue
井上陽子/BuzzFeed Contributor

北欧・デンマークでは2月1日、新型コロナウイルスが「社会的に重大な病気ではない」という位置づけに変わり、マスクの着用や、レストランや映画館などに入る際などに必要だった「コロナパス(※)」提示の義務付けといった規制がすべて撤廃された。

※ワクチン接種済みか、PCRか抗原検査で陰性であることを示す証明。

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井上陽子さん撮影
コペンハーゲンの街中で。マスク姿の人はほとんど見当たらない



この決断が、世界的にも注目を集めている。というのも、デンマーク政府が、コロナの感染者数が相当高い水準にあるさなかで、規制撤廃の決断をしたためだ。

さらに、デンマーク国内の急速な感染拡大が、オミクロンの中でもより感染力の強い「BA.2」という亜種の広がりによって起きているためである。

日本では、検知が難しい”ステルスオミクロン”とも呼ばれる「BA.2」について、デンマークでわかってきたこととや、感染爆発が起きるさなかに規制が撤廃された背景についてお伝えしたい。




指数関数的に増加した「BA.2」
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
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