2021年9月9日 19時27分

アフガニスタンの武装勢力タリバンの暫定政権は、デモを行う際は事前の届け出と当局の許可が必要とする通達を出し、違反した場合は「厳格な法的措置をとる」として締めつけを強める動きをみせています。

アフガニスタンでは武装勢力タリバンが7日、暫定政権の閣僚を発表する一方、首都カブールをはじめ、各地で女性の権利を守るよう訴えるデモなどが相次ぎ、タリバンは威嚇射撃でデモを解散させるなど神経をとがらせています。

暫定政権の内務省はこうしたデモについて「治安を乱し人々の生活を妨げている」として規制する通達を8日、発表しました。

具体的には、デモを行う際は遅くとも24時間前までに目的や場所などを司法当局に届け出て、許可を得る必要があるとしています。

そのうえで違反した場合は「厳格な法的措置をとる」として、厳しく処罰する方針を明らかにしています。

タリバンは、かつて国民の行動を監視し、とりわけ女性の権利を抑圧したとされる「勧善懲悪省」を暫定政権で復活させることも発表していて、今後の統治で国民への締めつけを強める動きをみせています。




アフガンから退避 各国の対応状況は
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210909/amp/k10013251941000.html