>>122
ちなみに、この作品は『戦場にかける橋』として映画化されている。
繰り返すが、嘘ばっかりの内容なので御覧になった方もなる方も真に受けられないよう。
ついでにいうと、この作品だけで怒りがおさまらなかったピエールは『猿の惑星』を書く。
日本人を猿、黒人をゴリラに見立てて白人は彼らの奴隷になるという設定で、
諸外国では露骨過ぎると嫌がる向きもあったが当の日本人は気づかずに大ヒット。
「日本人は自分に対する偏見にナイーヴ(世間知らず)だ」とは某ハリウッド関係者の言葉だ。

さて、戦後、連合軍は泰緬鉄道の全面撤去を命じる。

「ハル・ノート」で有名なコーデル・ハルは終戦前年の秋に
「日本は敗れても、解放の戦士としてアジアに影響を残すだろう」と語っているが、
この泰緬鉄道の撤去も日本がアジアに残した影響を消し去るためだったといわれる。