>>128
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この監獄で白衣の天使が二人自決しました。
敗走千里の途中、トングー付近の野戦病院に、最後まで将兵を看護していた白衣の天使二人は、
不幸にも逃げ遅れ、白衣も汚れてヨレヨレのまま、この監獄に収容されました。

血に飢えた肉にかつえた英兵達は、5,6人も寄り集まり
身体検査と称して、神の使いの乙女たちの下着まで剥ぎ取って、卑しい貪婪の瞳で見据えるのです。
これが2日も続いたその夜、乙女たちは隠し持っていた青酸カリで、神の御国へと旅立って行きました。

遺書には、切々と英人の暴虐を訴えていた
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