・100本のキャンドルを並べてプロポーズした男性 部屋全焼も恋人から「イエス」の返事(英)

英シェフィールドに住む男性が部屋を大量のキャンドルと風船で飾り付け、恋人にサプライズのプロポーズを計画した結果、火が燃え移り全焼してしまうアクシデントに見舞われてしまった。しかし男性は諦めず、燃え盛る建物の外でプロポーズ。恋人は「イエス」と答え、めでたく婚約が成立したという。『Metro』『The Sun』などが伝えた。

英サウスヨークシャーの都市シェフィールドに住むアルバート・エンドリューさん(Albert Ndreu、26)は、恋人のバレリヤ・マデヴィックさん(Valerija Madevic、22)に結婚を申し込むため婚約指輪を購入、その後2週間にわたってプロポーズする計画を立てた。

そしてアルバートさんは現地時間8月3日の夜、バレリヤさんと共に住むアパートの部屋を4時間かけて、およそ100本のキャンドルと60個ほどの風船でいっぱいにした。ティーライトキャンドルで「MARRY ME?(結婚してくれる?)」という言葉を並べ、キャンティのワインも用意し、スピーカーからはムーディーな音楽が流れている。一生に一度の思い出となるロマンティックな演出で、バレリヤさんが部屋に入った瞬間にサプライズのプロポーズをすることにしたのだ。

アルバートさんは早速、バレリヤさんを迎えるために外出した。しかし2人がアパートに戻った際、バレリヤさんが部屋のドアから黒い煙が出ているのに気付いた。

2人はすぐさま階段を降りて避難したが、バレリヤさんを驚かせたのは火事だけではなかった。なんと階段の下でアルバートさんがひざまずき、婚約指輪を見せてプロポーズしたのである。消防車のサイレンが鳴り響き、部屋からは煙がモクモクと出ている中、バレリヤさんは「イエス」と答えたそうだ。

アルバートさんはのちに、プロポーズの計画についてこのように語っている。

「風船とキャンドルをいっぱい並べて、全力を尽くしました。上手くいかなかったらどうしようと心配しましたが、まさか火事になるとは思いもしませんでした。」
「このことは私達にとってずっと忘れられない日になるでしょう。将来このことを子供達に話したら、びっくりするでしょうね。」

2人はオンラインのデートサイトで出会い、交際を始めて1年ほどで今回のプロポーズに至ったというが、アルバートさんは「僕達は何時間も、色々なことを話したよ。まるで火がついたように親密になったんだ。どうやら、文字通りにしてしまったようだけどね」と皮肉交じりに明かしている。

プロポーズを受ける前、職場にアルバートさんから花束が届いたというバレリヤさんは「彼が部屋の中の何かを壊したのかも」と思ったそうだ。部屋から出火しているにもかかわらず、階段の下でプロポーズされた当時のことについて、バレリヤさんはこのように振り返った。

「火事の状態が酷そうで、震えていたのよ。完全にショックだったわ。そうしたら彼はポケットから箱を出したの。言葉が出なかった。彼は『滅茶苦茶にしてしまった。僕達の部屋を燃やしてしまった』と言ったわ。そして『結婚してくれ』って。イエスって答えたわよ。」

なお今回の火事で部屋は全焼したものの、負傷者などは出なかった。アルバートさんとバレリヤさんは火事から1年後の記念日に結婚式を行う予定で、消防士を特別ゲストとして招待したいそうだ。ちなみに2人は現在、親類の家で生活しているという。

・LIKE A HOUSE ON FIRE Bloke’s romantic proposal goes disastrously wrong as he burns down flat – but his girlfriend still says yes
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2020.08.23 15:45 テックインサイト
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