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米、英兩國は民主主義を標榜し、民主主義によつて世界を再建せんことを宣傳するのでありますけれども、
米、英兩國は民主主義を口にする資格はありませぬ。
米、英兩國の所謂民主主義は、事實において、政府並びに政黨の黨費並びに選擧費を負擔する少數財閥の金權主義に外ならぬのであります。

而して此等の少數財閥の世界資源に對する支配權獲得の要求が、即ち弱小國家に對する侵略となり、
弱小民族に對する搾取となつて現れるのでありますから、米英兩國の領土擴張、資源侵略は、
常に其の大統領とロックフェラー、モルガン、カーネーギー、ゲーリー、ハリマン、スティールマン、ヴァンダビルド、メロン、
フォード等の大財閥との共同計畫に基き、英國に於ても亦其の植民政策の背後にはロスチャイルド、ベーリング、ウェストミンスター、
サッスーン、ヴィツカース、アームストロング、モンド等の大財閥あることは、餘りにも有名であります。