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一八五七年の印度大叛亂以来
英國の虐殺と其の悪政との犠牲となつて斃れた印度人の總數は、
前回の世界大戰の戰死者の總數に二倍すと云はれるのであります。

ビルマに於ても日本軍が英軍を撃退し、其の獨立に協力することなかりせば、
英國は今尚暴政を継續し、現行政長官バー・モ博士は今尚無期懲役の罪人として、
イラワデ河畔のモコツク監獄に呻吟する外なかつたのでありませう。

イラークでは反英獨立の急先鋒バークル・シツディーキー・パシヤ暗殺せられ、
次で蹶起した反英派の闘将ラ シード・ガイラーニーも亦、英軍のため國外に放逐せられたのであります。