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マッキンレー大統領の選擧費を負擔したロックフェラー、ステイルマン等の大財閥であることは有名なる事實であります。
一九〇八年わが南満洲鐵道の買収計畫を立てたる者は
セオドール、ルーズヴェルト大統領の私設選擧事務長として知られたる
鐵道王ハリマンであり、次でタフト大統領の下、突如として南北満洲を中立地帯とする提議をなすに至ったことも亦
同じく政府と財閥との結託に出でたることは、間もなく當時の國務省極東局長ウィラード・ストレートがモルガン商會に入り、
同商會の命を受けて極東に活躍した事實によっても明白であります。

その他米、英兩國の背後に大財閥のあらざるなく、
英、米兩國政府は、常に財閥と結託して資源の獲得に狂奔し、正に世界の大動亂の責任者であります