2020/04/16 13:19

(東京中央社)新型コロナウイルスの感染拡大で、医療現場で防護服が不足する中、大阪市の松井一郎市長が代用品として未使用の雨がっぱの提供を呼び掛けたのを受け、日本在住の台湾人医師が日台の医療業界の友人に働きかけたところ、台湾の医療関連組織や企業などから1万2000着の雨がっぱが集まった。16日から順次、台湾から日本に送る予定だとしている。

雨がっぱの寄贈を働きかけたのは、大阪市内の病院で院長を務める王輝生さん。大阪市が雨がっぱの提供を要請しているとの報道を14日に中央社中国語版の記事で目にし、日台の医療業界の友人に即座に連絡したところ、台湾の医療衛生関係者でつくる国際的ネットワーク、グローバル台湾メディカルアライアンス(全球台湾医衛総会)の張武修会長や在日台湾人から大きな賛同を得た。

寄贈元は同会に加え、レインウェアを製造する達新工業の胡柏トン董事長(会長)や内湖テクノロジー園区発展協会の翁素ケイ理事長、新北市アジア教育科学文化協会、放射線防護関連企業の貝克西弗。大阪市や現地の医師会に贈る。王さんによれば、雨がっぱの寄贈について、江口克彦・元参院議員に大阪市への連絡を依頼したという。(トン=土へんに敦、ケイ=草かんむりに恵)

(楊明珠/編集:名切千絵)


http://mjapan.cna.com.tw/news/asoc/202004160002.aspx