2020-04-09 04:31
https://www.yna.co.kr/view/AKR20200409000951109

新型コロナウイルス感染症で非常事態に陥ったイタリアで8日(現地時間)橋が崩壊する事故が再び発生した。

ANSA通信などによればこの日午前10時30分頃、中部トスカーナ州マッサカッラーラ地域のマグラ川を渡る260mの長さの橋が落ちた。

この事故で周辺を通り掛かった車1台が橋の構造物から落ちた石材の破片に当たって破損して、運転手も軽い怪我を負って病院に運ばれた。

また、別の車の運転手1人も比較的小さな怪我を負って病院で治療を受けた。

この橋はトスカーナの州都であるフィレンツェからリグーリア州ジェノバ側に向かう区間にあるもので、普段交通量が非常に多い場所と知られている。

しかし、この日は新型コロナの拡散による全国移動制限令で通行する車がほとんど無かったため、幸いにも大型惨事に繋がらなかった。

1908年初めに建設されたこの橋は第2次世界大戦で破損した後に再建されたという。去年11月にはアスファルトの亀裂で安全検査を受けている。

エンリコ・ロッシ(Enrico Rossi)トスカーナ州知事は「普段の交通量であれば惨劇が発生しただろう」としながら、管理業者になぜこのような事故が発生したのか説明を要求する計画と話した。

2018年からこの橋のメンテナンス業務を担当する公企業ANAS側はこれまで定期的に橋の安全点検をしてきたとして、担当チームを構成して事故原因を調査する計画と伝えた。

イタリア交通省は別途に事故調査委員会を作って30日以内に報告書を出すことにした。

現地では今回の事故がイタリアの慢性的な道路インフラ不良管理の弊害をそのまま示す事例という指摘が多い。

先立って北西部の港湾都市ジェノバでは2018年8月に民間業者が運営・管理するモランディ橋が崩壊して43人が死亡する大型惨事が起きた。

その後にも民営高速道路のトンネル天井コンクリートが落ちるなど様々な事故が相次いで発生して、道路の安全に対する憂慮が高まっている。

Crolla un ponte in provincia di Massa Carrara, un ferito
https://www.ansa.it/sito/notizie/cronaca/2020/04/08/crolla-un-ponte-in-provincia-di-massa-carrara-un-ferito_bfd6f10d-9a55-40a6-ba8d-50f0ca659303.html
https://www.ansa.it/webimages/img_700/2020/4/8/af05ae3b34a3cf87fc6cf1938b1519bc.jpg