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■1921(大正10)年3月、日本の巡洋艦『香取』がスリランカを訪れた。

「外国の統治の下では、人々の信仰や言葉、
慣習などはほとんど消え去りそうになっていました。
このことから、私達だけではなく、西欧の帝国主義の下で
同じような運命によって苦しんでいる全てのアジアの国民達は日本を称賛し、
尊敬していたのです。
先の80年の間、日本はアジアにおいて
独立国として立ち上がっていたのです。
西欧の列強が、その軍事力と貿易力によって世界を支配していた時に、
あなた達は彼等と競い、匹敵し、時には打ち負かしていました。」