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イギリスは南インドから移住してきた少数派のタミル人を優遇し、
彼等を教育して役人とし、多数派のシンハラ人を治めさせた。
この分割統治が、現在も続く民族闘争の原因となった。

同時にキリスト教徒を優遇し、仏教を抑圧した。
シンハラ人のほとんどは仏教徒で、教育を受けることも難しかった。

イギリスの植民地支配のもとで衰退した仏教を再興しようと
19世紀末に立ち上がったのが、スリランカ建国の父と呼ばれるアナガーリカ・ダルマパーラであった。

日本はロシアに対して戦いを挑み、これを打ち破った。
日本の勝利にスリランカの人々は熱狂した。
ダルマパーラも
「こんな素晴らしいことはない。皆さんは気づいていないかも知れないが、
皆さん日本人によってアジアはまさに死の淵から生還したのだ」と語っている。