2019年3月23日 18時51分IS・テロ
中東のシリアで過激派組織IS=イスラミックステートの掃討作戦を続けてきたクルド人勢力主体の部隊は23日、ISのシリア最後の拠点だった東部の村を制圧し、ISの支配地域は完全になくなったと発表しました。

クルド人勢力主体の部隊「シリア民主軍」の報道官は23日、ツイッターで、ISのシリア最後の拠点だった東部の村、バグズを制圧し、「ISの支配地域は100%なくなった」と発表しました。

「シリア民主軍」はアメリカ主導の有志連合の支援を受け、先月からバグズで軍事作戦を続けてきました。

この発表に先立って、アメリカのトランプ大統領は22日、シリアでのISの支配地域を完全に制圧したと改めて宣言しましたが「シリア民主軍」はその時点では戦闘は終わっていないと否定し、詰めの作戦が続いていると強調していました。

バグズの制圧でシリア内戦の混乱などに乗じて勢力を広げたISは、イラクに続いてシリアでの支配地域も失いました。

ただ、ISの指導者バグダディ容疑者の行方は分かっておらず、過激な思想を持つISのメンバーや支持者は各地に潜んでいるとみられています。

このため「シリア民主軍」の報道官はISの残党の追跡を続けると強調しているほか、中東地域を管轄するアメリカ中央軍の司令官も各地に散ったISのメンバーが再び集まるおそれがあるとして引き続き警戒が必要だとしています。





ISの現状は
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全文は下記URLで
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190323/k10011858321000.html