2019年2月1日 21時58分日EU・EPA

日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定の発効に合わせて、都内では記念の式典が行われ、EU各国の大使が自国の生産品を持ち寄って、日本の市場に向けてPRしました。

都内にあるEU代表部では1日夜、日本とEUのEPAの発効を祝う式典が行われ、EUに加盟する国々の大使などが参加しました。

各国の大使らは、関税引き下げの対象である自国の生産品を持ち寄り、会場には1日から関税が撤廃されたワインのほか、段階的に引き下げられるチーズやチョコレートなど、およそ50点が並べられました。

はじめにEUのフロア大使が「世界では関税を引き上げる動きがあるなか、きょうは歴史的な日です」とあいさつしました。

式典には日本の政府関係者も参加し、吉川農林水産大臣は「日本にとっても発展の兆しになる。日本の農産物を皆さんにも愛してほしい」と述べました。


会場ではヨーロッパ産のワインがふるまわれたほか、日本酒の鏡開きも行われ、参加した人たちは巨大な自由貿易圏の誕生を祝いました。

関税が撤廃されたネクタイや段階的に引き下げられるパスタを持ち込んだイタリアのスタラーチェ大使は「発効はとてもうれしい。日本人にパスタやチョコレートをもっと食べてほしい」と話していました。

また、スウェーデンのローバック大使は「関税が段階的に下がるので、スウェーデンの木材がもっと輸入されることを望んでいます」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190201/k10011800421000.html