・独、移民絡みの襲撃相次ぐ=年末年始、被害・加害双方で

【1月6日 時事通信社】ドイツでは年末年始、移民や難民が絡む襲撃事件が連続して発生した。一方の事件では難民が加害者となり、他方では外国人が標的にされた。事件をきっかけに、移民・難民をめぐる議論が新年早々激しくなっている。

 南部アンベルクでは昨年12月29日、酒に酔ったアフガニスタンやイラン国籍の17〜19歳の4人が、駅などで通行人に無差別に殴り掛かり、16〜42歳の計12人が負傷。1人が病院に搬送された。襲撃した4人は難民申請中だった。

 1日未明には、精神病歴のあるドイツ人の男(50)が西部ボトロップとエッセンの2カ所で群衆に車で突っ込み、4歳の男児を含むシリア人ら計8人に重軽傷を負わせた。男は警察に「襲撃をたくらむシリア人やアフガン人に先制攻撃した」と供述、意図的に外国人を狙ったもようだ。

 政府報道官は2日、「過激思想・排外主義は許されない」と、両犯行を非難した。一方で、ドイツ国内の議論は今回、排外主義反対にはさほど向かわず、犯罪者となった難民の強制送還の問題に集中する傾向がある。(c)時事通信社

・"Fremdenfeindlich" aus Frust? Es war Terror
http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/bottrop-und-essen-amberg-bremen-attacken-und-angriffe-a-1247594.html

(イメージ画像)
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2019年1月6日 14:35 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3205208