【オピニオン】移民の影響で「国のかたち」が変わる欧州:日本の行く末に警鐘【移民】[12/30]
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・移民の影響で「国のかたち」変わる欧州 日本の行く末に警鐘
出入国管理法改正案が、12月8日、参議院本会議で可決、成立した。これにより、今後5年で外国人単純労働者を最大約34万人受け入れることが見込まれ、2025年には50万人超を受け入れることも視野に入れていると言われている。
本稿では第2次大戦後、直近では「アラブの春」やシリア内戦以降、欧州による大量の移民受け入れによってどのような深刻な問題が生じたかを描いた『西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム』を気鋭の政治学者が解説。実質的な「移民法」で、日本がどのようにして移民国家化へ進むのかを予測する。
「平和ボケ」が「国のかたち」を変えてしまう
改正出入国管理法が国会で可決され、外国人単純労働者の事実上の受け入れが決まった。今後5年間で最大約34万人の受け入れを見込んでいる。2025年までに50万人超を受け入れるという話もある。
事実上、日本の移民国家化に先鞭をつけかねない、つまり「国のかたち」を変えてしまいかねない重要法案であったにもかかわらず、審議は拙速だった。衆参両院の法務委員会での審議は合計38時間にとどまった。たとえば、今年7月のカジノ解禁に関する法案(IR実施法案)の可決に比べても審議は短かった。
周知のとおり、欧州をはじめ、移民は多くの国々で深刻な社会問題となっている。にもかかわらず外国人単純労働者を大量に受け入れようとするのであるから、受け入れ推進派は最低限、欧州のさまざまな社会問題から学び、日本が移民国家化しないことを十分に示さなければならなかった。現代の日本人はやはり「平和ボケ」しており、移民問題に対する現実認識が甘いのではないだろうか。
そんななか、欧州諸国の移民問題の惨状を描き、話題を呼んだ1冊の本の邦訳が先頃出版された。イギリスのジャーナリストであるダグラス・マレー氏が著した『西洋の自死――移民・アイデンティティ・イスラム』(中野剛志解説、町田敦夫訳、東洋経済新報社)である。
欧州諸国は戦後、移民を大量に受け入れた。そのため、欧州各国の「国のかたち」が大きく変わり、「私たちの知る欧州という文明が自死の過程にある」と著者のマレー氏は警鐘を鳴らす。
昨年、イギリスで出版された原書は、350ページを超える大著であるにもかかわらず、ベストセラーとなった。その後、欧州諸国を中心に23カ国語に翻訳され、話題を巻き起している。イギリスアマゾンのサイトでみると、現在、レビューが750件以上もついており、平均値は4.8である。イギリス人に大きな支持を受けているのがわかる。
著者は本書の冒頭に次のように記す。「欧州は自死を遂げつつある。少なくとも欧州の指導者たちは、自死することを決意した」。「結果として、現在欧州に住む人々の大半がまだ生きている間に欧州は欧州でなくなり、欧州人は家(ホーム)と呼ぶべき世界で唯一の場所を失っているだろう」。
本書では、「英国をはじめとする欧州諸国がどのように外国人労働者や移民を受け入れ始め、そしてそこから抜け出せなくなったのか」「その結果、欧州の社会や文化がいかに変容しつつあるか」「マスコミや評論家、政治家などのインテリの世界では移民受け入れへの懸念の表明がどのようにして半ばタブー視されるように至ったか」「彼らが、どのような論法で、一般庶民から生じる大規模な移民政策への疑問や懸念を脇に逸らしてきたか」などが詳細に論じられおり、非常に興味深い。
入れ替えられる欧州の国民と文化
イギリスをはじめとする欧州各国では、大量移民の影響で民族構成が大きく変わりつつある。本書で挙げられている数値をいくつか紹介したい。各国のもともとの国民(典型的には白人のキリスト教徒)は、少数派に転落していっている。
>>2
2018年12月30日 7時40分 東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/256915 2011年のイギリスの国勢調査によれば、ロンドンの住人のうち「白人のイギリス人」が占める割合は44.9%である。また、ロンドンの33地区のうち23地区で白人は少数派である〔ちなみに、この数値を発表したイギリスの国家統計局のスポークスマンは、これはロンドンの「ダイバーシティ」(多様性)の表れだと賞賛したそうである!〕。
ロンドンではすでに数年前に白人のイギリス人は少数派になっているのだ。2014年にイギリス国内で生まれた赤ん坊の33%は、少なくとも両親のどちらかは移民である。オックスフォード大学のある研究者の予測では、2060年までにはイギリス全体でも「白人のイギリス人」は少数派になると危惧されている。
スウェーデンでも今後30年以内に主要都市すべてでスウェーデン民族は少数派になると予測されている。国全体としても、スウェーデン民族は現在生きている人々の寿命が尽きる前に少数派になってしまうと推測される。
民族構成が変わるだけでなく、欧州諸国の文化的・宗教的性格も変容する。イギリス国民のキリスト教徒の割合は、過去10年間で72%から59%と大幅に減少し、2050年までには国民の3分の1まで減る見込みだ。
2016年にイギリスに生まれた男児のうち、最も多かった名前は「モハメッド」であった。
同様に、ウィーン人口問題研究所は、今世紀半ばまでに15歳未満のオーストリア人の過半数がイスラム教徒になると予測している。オーストリアは、それ以降、イスラム国家になる可能性が高いといってもいいだろう。
欧州社会を統合していたキリスト教の信仰は風前の灯火
著者は、欧州諸国でイスラム教徒の影響力が増大すれば、宗教や文化が大きく変容するだけでなく、政治文化も変わってしまうと懸念する。欧州が伝統的に育んできた言論の自由や寛容さが失われてしまうのではないかというのだ。
従来、欧州の知識人層は、移民出身者であっても、欧州で長年暮らすうちに自由民主主義的価値観になじみ、それを受容するはずだと想定していた。しかし、実際はそうではなかった。言論の自由や寛容さ、ジェンダーの平等などの価値を共有しようとはしない者は決して少なくないと著者は述べる。
たとえば、欧州ではイスラム教徒に対する批判を行うことはすでにかなりハードルが高くなっている。批判者が「人種差別主義者」「排外主義者」などのレッテルを貼られ、社会的地位を失いかねないからである。イスラム教徒の利害を守る圧力団体が欧州各地で数多く組織化されているという。あるいは、シャルリー・エブド事件など、イスラム教に不敬を働いたという理由で襲撃される事件もさほど珍しくない。
伝統的に欧州社会を統合していたのはキリスト教の信仰である。近代以降は、キリスト教的価値観が世俗化されたものとして「人権」などの自由民主主義の原理がそれに取って替わっていると考えられることが多かった。
>>3 移民の大規模な流入により、世俗化され、自由民主主義という原理によって結び付けられた欧州という前提が脅かされつつある。キリスト教の伝統、あるいは自由民主主義に支えられた基盤が掘り崩され、いわゆる欧州文明がこの世から消え去ってしまうのではないかと著者は大きな危惧を抱くのである。
本書の描き出す欧州の現状は、先ごろ改正入管法を国会で可決し、外国人労働者の大量受け入れを決めた日本にとってもひとごとではない。本書を読むと、移民の大規模受け入れに至った欧州の状況は、現在や近い将来の日本によく似ているのではないかと感じざるをえない。
たとえば、欧州諸国の移民大量受け入れを推進した者たちの論拠は次のようなものだった。「移民受け入れは経済成長にプラスである」「少子高齢化社会では受け入れるしかない」「社会の多様性(ダイバーシティ)が増すのでいい」「グローバル化が進む以上、移民は不可避であり、止められない」。
本書の第3章で著者は、これらの論拠について1つひとつ証拠を挙げながら反駁(はんばく)し、どれも説得力のないものだと示す。
だが、欧州の指導者たちは、1つが論駁(ろんばく)されそうになると別の論拠に乗り換え、一般庶民の懸念を巧みに逸らし、移民受け入れを進めてきた。
同じことが日本でも起こる
この4つの論拠は外国人労働者や移民の受け入れ推進の主張として、日本でもよく耳にするものである。日本でも今後、推進派の政治家や学者、評論家、マスコミは、おそらく、これらの論拠を適当に乗り換えつつ、実質的な移民受け入れを進めていくのではないだろうか。
そのほかの点でも、本書が描き出す欧州の過去の状況をたどっていくと、今後の日本の外国人労働者や移民受け入れの議論がどのように展開するか、大まかな予測が可能ではないだろうか。
次のようなものだ。
1:学者やマスコミは、「政治的な正しさ」(ポリティカル・コレクトネス)に過敏になり、移民受け入れに肯定的な見解や調査結果は積極的に報道する一方、否定的なものは、「報道しない自由」を行使し、大衆の耳に入りにくくする(たとえば、「移民受け入れは財政的に大きなマイナスだ」という研究結果は報道されない)。
2:同様に移民の犯罪についても、「人種差別だ」というレッテル貼りを恐れて、警察もマスコミもあまりはっきりと犯人の社会的属性や事件の背景などを発表しなくなる。
3:「ドイツのための選択肢」(AfD)といったいわゆるポピュリスト政党の躍進など移民受け入れを懸念する動きが一般国民の間に広がった場合、マスコミや政治家は、その第一の原因としての従来の移民受け入れ政策の是非をきちんと吟味することはせず、懸念を表明する人々のほうばかりに目を向け、ことごとく「極右」「排外主義」「人種差別」などと攻撃する。つまり、「問題そのものではなく、問題が引き起こす症状のほうを攻撃する」ようになる。
4:こうしたことが続く結果、政治家や大手メディア関係者といったエリート層と一般国民の間の意識のズレがますます大きくなり、国民の分断が生じてしまう。
西欧諸国に比べて、ハンガリーなどの東欧諸国は、近年、移民受け入れに対し断固たる抑制策をとることが多い。著者はこの相違に関して、過去の植民地主義や第2次大戦中のナチズムなどのために西欧諸国は、欧州の文化に対して自信を失い、贖罪意識を持っていると指摘する。自文化への自信の喪失や贖罪意識が、移民受け入れ政策を方向転換することができない理由の1つとなっているというのである。
自文化への自信の喪失や歴史的な贖罪意識という点でも、西欧諸国と日本は似ている。
改正入管法をめぐる日本の国会審議は、欧州の失敗例をほとんど分析せずに終わってしまった。手遅れになる前に、本書『西洋の自死』を多くの日本人が読み、欧州の現状や苦悩を知り、日本の行く末について現実感をもって考えてほしいと思う。
>>1 安倍首相、ケケナカは自分で買って読むべき
国民をコケにする自民党議員も読むがいい 統一地方選で 自民は負けるなあ
韓国と妥協
移民は大量に入れた そんなに移民増えねーっつの
法案よりセットで通してる各種外国人不法就労への締め上げがメインだろ
韓国や東南アジアはあの法案が無くても来るし >>12
いのしし年の選挙には自民党はろくな目にあっていないとかテレビで言ってた。 立ち入れない治外法権、日本の文化習慣の拒否、地域ゲットーの出現 政府、国民に覚悟はあるか
東京近郊のシナ人の多く住む団地を見てなんとも思わんの あれが明日の日本だぜ EUの移民受け入れが大失敗してから、日本は動けば良い。 この世ってさ、結局強いものが生き残るんじゃなくて
繁殖力あるものが生き残るんだよな
今の繁殖ばかりしてる連中はIQが低い
一回その土人に世界制覇されて崩壊してから
仕切り直すしか無いのかねえ
温暖化するとなんか崩壊がもっと先になりそう
どっかが格でも落として寒冷期よばないと
このまましばらくは土人世界かもなあ まあ、イスラム国家になったら、欧州とアラブの対立も無くなるだろw >>1
安倍自民の移民受け入れは、欧州の移民とは目的と内容が異なるからな。
欧州の移民は、単に「低賃金労働者」が欲しかっただけのこと。
それは、欧州人が長い歴史で「奴隷労働」を常に求めて来たことの延長だ。
しかし、日本では歴史的に「奴隷労働」を求めたことはない。
また、安倍自民が主張してるような「人手不足」は、実際には発生していなことは、
賃金の上昇が起きていないことでも分かる。(人手不足には必ず賃金上昇が発生する)
では、安倍自民は、何の目的で大量の移民を図ろうとしてるのか。
その理由は、すでに何度か、2ch(5ch)の事情通が解説済みである。
つまり、安倍自民の「移民」とは、実質「中韓人」なのであり、
最終的に彼等に日本の選挙権を与えることなのだ。
その目的のために、今、安倍は9条改正をダミーとして
15条を改正して「外国人参政権」を実現しようとしている。
移民の数は、すでに少し前に発表した「1000万人」(最近発表してる数十万人のレベルではない)である。
その中韓人の「票」で、安倍は中韓体制に日本を組み込んで長期独裁政権を作り上げようとしてるのは間違いないだろう。
一昨年死んだ大橋巨泉は、
この安倍の野望を知って「恐ろしい!日本の国民よ、どうか立ち上がってくれ!」
と悲痛な遺言を残したと言われている。 >>17
確かに。IQ高くて強い体を持ったとしても繁殖できないなら死んだら終わり。
なんも考えてない方が子供沢山産むよ IQが高くても社長や総理大臣に適する訳じゃなし
AIがやってくれる時代に記憶力や計算力はいらない
アスペの逃げ道だよね
必要なのは先を見通す豊富な経験とコミュニケーション能力 イギリスに関していえば、自業自得
イギリス連邦、かつてのイギリス植民地、、、
いままで、美味しいところをかすめ取って、「帝国」を築いてきたのに、
今更、移民反対は、虫が良すぎるだろう
まして、EU域内からのイギリス移住の移民は、
医療従事者(看護師、介護等)が多くて、この離脱騒動で、
すでに人手不足で病院が悲鳴を上げている
ドイツでの多数移民は、トルコだろう、何十万人と住んで働いている
いなくなったら、ソレはそれでドイツも困るだろう
ドイツが規制をかけているのは、「難民」 >>15
23区住んでると、なかなか分からないんだよね。 在日朝鮮人が大量にやってきたせいで、日本の任侠は滅びたよね
今じゃ、単なる金儲けが目的の暴力団に成り下がってしまった >>11
連中は国民の暮らしにどう影響するかなんてことは
解っておきながら他の下請けやる為にやってるんだよ。 【入管法改正】警世の書『西洋の自死』出版…移民という“自死を選んだ”欧州から学ぶこと
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1545280386/
ダグラス・マレー著『西洋の自死』を読んだ。
小林よしのり
https://blogos.com/article/348653/
日本でも移民政策に踏み切ったが、その未来が欧州で露わになっている。
結局、グローバリズムを受容するリベラル(日本では自民党も含む)が、ナショナリズムを否定し、
寛容な多様性・多文化主義を容認した結果、宗教原理主義に敗北していく、それを後押しするのは
植民地政策の過去を原罪と捉える自虐史観だったということだ。
わしが今までやってきたことが全部正しかったと確信した。
これからリベラルを徹底して批判しなければならない。 2040年頃には中国移民1000万人越える。
嫌でも日本人は中華強制されるからな。
2040年頃の日本ではマレーシアみたいに現地語ではなく英語が公用語として使われ、第2公用語は中国普通話になる。
日本語はあくまでも方言扱いになるだろうな。
日本語しか話せない者は日雇い労働くらいしかなくなる。コンビニバイトですら英語か中国語が必須になる。 >>18
>イスラム国家になったら、欧州とアラブの対立も無くなる
同じイスラム国でも,イランとイラクは戦争した。
同じキリスト教国でも,ヨーロッパの歴史は戦争の連続。 大丈夫だよ
移民のおかげで
低賃金で
働かされる
日本人が
移民をいびり倒して
日本から
叩き出せばよい。
それだけだよ。 ☆ 憲法改正国民投票法、のURLです。☆
http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/
平和は勝ち取るものです。拡散も含め、ぜひよろしくお願い致します。 >>23
イギリスなんてなまじ英語が公用語だから悲惨だよね
アメリカと並んで移民が入りたがる常連国になってる >>34
だよね
国際移住データベースは、世界約200の出身国・地域別に1年間の
OECD加盟35カ国への外国人移住者を集計している。
日本への移住者は「有効なビザを保有し、90日以上在留予定の外国人」を計上しているという。
15年のトップ10は
(1)ドイツ(約201万6千人)
(2)米国(約105万1千人)
(3)英国(47万9千人)
(4)日本(約39万1千人)
(5)韓国(約37万3千人)
(6)スペイン(約29万1千人)
(7)カナダ(約27万2千人)
(8)フランス(約25万3千人)
(9)イタリア(約25万人)
(10)オーストラリア(約22万4千人)
−となっている。
日本は10、11年の7位から12〜14年に5位、15年は4位と徐々に上昇。
外国人流入者は5年間で約12万人増えた。15年の日本への移住者のうち、
国・地域別で1万人を超えたのは、多い順に
中国▽ベトナム▽フィリピン▽韓国▽米国▽タイ▽インドネシア▽ネパール▽台湾
−だった。
https://www.nishinippon.co.jp/import/new_immigration_age/20180530/201805300001_000.jpg
https://www.nishinippon.co.jp/import/new_immigration_age/20180530/201805300001_001.jpg
https://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/420486/ ゲルマンやアングロサクソンなんて侵略虐殺で今の場所を乗っ取ったんだから因果応報でしょ
歴史が動いているだけ。永遠なんてないんだよ 納税、勤労、義務教育の国民の義務のうち、移民はその国の義務教育を承けていない。
移民先での義務教育に準ずる資格取得が、新国籍の条件にしなければおかしい。 まあ、日本語も人工言語みたいなものだし
中国語になってもいいんじゃないの。
英語よりマシ。 >>1
安倍さんって、左右のどちらから評価しても「明確に売国者で壊国者」ですよね?
安倍支持者は「売国者で壊国者である安倍さん」を何故必死に擁護するのですか?
「売国者で壊国者な安倍さん」をそこまで必死に擁護する根拠は何ですか? >>1
なんで、自称保守派の人って、移民党と売国安倍を支持してるの? 【レーダー照射】立憲・枝野「我が方に理がある」「政治問題化をせず…」 ネット「今更何を」「韓国側の出方を伺ってたのかね?」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1547940198/ >>1-8 >>9-17
あまりにも危うい「外国人労働者の急拡大」 …目先の利益が国を滅ぼす (計4ページ;一部紹介;拡散して下さい)
移民政策は国内の社会構造を複雑にしかねない。移民の流入とともに民族や宗教の構造は変化する。
移民背景者の出生率が受け入れ側の出生率を上回るような場合、その変化はさらに加速する。
移民導入国の力が衰えたとき、あるいは移民の数が増えたとき、力関係は大きく変わる。
「庇を貸して母屋を取られる」ような状況はヨーロッパの各地で起きている。寛容の精神で接した挙句、馴染んだ景色が変貌し、自国が異国に変わってしまう。
統治不能な空間も次々と生まれる。数十年、数百年の時間をかけて国家が溶解していくとしたら、それは自滅行為にほかならない。
少数なら歓待される外国人も、大勢になると社会への脅威として認識されてしまう。受け入れ側から防衛反応が出てくるのは予想される展開である。
この種の反応は「レイシズム」や「ゼノフォビア」などとレッテルを張られ、非難されるのが通例だ。
しかし、市民たちは自らの歴史と文化、アイデンティティを守ろうと攻防し、懸命にシグナルを放っているのではなかろうか。
労働者を呼んだが、やって来たのは人間だった。経済原理で労働者を呼んでも、結局のところ、人をめぐるあらゆる問題が生まれてくる。この現実を忘れてはならない。
日本では移民導入が人口減少への解決策の一つとして論じられることがある。
国立社会保障・人口問題研究所によると、日本の人口は2050年には9,708万人にまで減るという。2100年には8,317万人にまで減少するという国連の予測もある。
データによって差異はあるが、今世紀中に数千万人の規模で日本の人口が減ると見られる。
となれば100万人の外国人を招いたとしても、補完できる規模ではない。では1,000万人ではどうか。
10年前に自民党の外国人材交流推進議員連盟が唱えた数だが、1,000万人でも足りない上に、そのような挙に出れば日本は日本でなくなってしまう。
そもそも移民導入は課題に対する解決策として成り立たない。むしろ人口減少を前提に物事を考えていくべきだろう。
リベラルの論者にとって移民は「国家」や「国民」を希薄化してくれる格好の存在と映るのだろう。
新自由主義者と多文化共生論者が共振しながら、移民推進論をそれぞれに展開するのは日本でも見られる傾向である。
人手不足との関連でも論じたように、一つの問題を解決しようとして移民導入をおこなえば、別の問題を生み出してしまう。
移民を受け入れたとき、様々な混乱や軋轢が生じるのは諸外国の例がすでに証明している。
移民推進論者はこれらの弊害をなおざりにし、受け入れありきで議論する傾向にある。治安悪化といった問題は「フェイクニュース」と呼んで矮小化してしまう。
推進論者が様々な問題を語ったとしても、政策の不在を嘆き、制度化の方向に議論を誘導し始める。
由々しいのは、壮大な社会実験を唱える割には、先々の問題を論じようとしないことである。将来世代に対してあまりにも無責任だ。
外国人労働者の拡大は、労働環境の向上という面で日本人労働者にとって不利に働きかねない。劣悪な労働環境のままで外国人を雇えるなら、改善の機運は生まれない。
賃金も然りである。日本人の賃金が下落しないとしても、下方圧力がかかってしまう。
経営者が労働力を確保したいなら、給与体系や働き方を率先して是正すべきだろう。なのに、その努力をしないままに「人手不足」を叫んでいるのではなかろうか。
労働単価の低い外国人労働者で穴埋めができるのなら、高い賃金で日本人を雇う意欲は生まれない。
万策が尽きた上だとしても、ひとたび外国人労働者を導入すれば、日本人の労働力を掘り起こす努力は停滞するだろう。
限られた業種に関してとはいえ、賃金に下方圧力が働けば、デフレ脱却の努力にも影響を与えてしまう。低い賃金水準が維持されれば消費者物価は上昇しづらい。
購買意欲の旺盛な観光客とは異なり、可処分所得の低い外国人労働者が物価上昇に貢献するとは考えにくい。
衰退する地方を活性化するための切り札として移民導入を提唱する向きもあるようだが、外国人を寂れた土地に縛り付けることは不可能だ。
多くの日本人がそうであるように、移民たちも都会や地方都市で魅力的な仕事に就きたがるだろう。
仮に長期の在留資格を得た外国人労働者が僻地に定住したとしても、次の世代がそこに住み続ける保証はない。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58689 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:ef20978b35fc48c3dfa8873fa17072d6) 人手不足倒産が400件になったと記事にあるが
内訳を読んでみると
代表者や幹部役員の死亡などが原因の後継者難が最多で269件とある。
つまり67.25%の原因はこれであり、
全く単純労働者移民とは繋がらない。月給30万、25万以上も出さずに
人手不足とか呼ばせといて良いんですか?という話。 欧米は近代まで奴隷制度があったからな 外人を安く使う習慣がある 実際に、住んで取材してる人の本を読みたいけどな
日本に住んで、ネットで調べた記事をまとめたものじゃなく
そういや、ニュージーランドのテロ事件があったから、白人至上主義ってどんな感じだろ?と思って、南アフリカのアパルトヘイトの本を買ったわ
どんな感じだろ、楽しみだわ >>29
>ダグラス・マレー著『西洋の自死』を読んだ。
>小林よしのり
お、小林よしのりですら読むのか
なら、俺も読んどくかな、最低限の知識として ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています