F3マカオGP:ソフィア・フローシュの手術が無事成功、脊髄の損傷はなく全身・半身不随の恐れなし

F3マカオGPでクラッシュを喫し重症を負ったソフィア・フローシュの手術が19日(月)に行われ無事成功した。懸念されていた半身不随の恐れはない模様で、再びレース競技に復帰できる見込みが高まった。

17歳のドイツ人の女性ドライバー、フローシュは18日(日)に開催されたF3ワールドカップの決勝レースで、時速270kmを超えるスピードからクラッシュを喫し脊椎を骨折。即座に地元の病院へと搬送され、事故発生の翌日に腰の骨を使って脊椎を修復する手術が行われた。

脊椎(せきつい)は骨折していたものの脊髄(せきずい)の損傷はなく、10時間近くに渡る大手術は無事に成功。脊髄は脳と身体をつないでいる神経であり、これが損傷すると手足に麻痺が生じたり臓器が上手く機能しなくなる事がある。

所属チームVan Amersfoort Racingのオーナーであるフリッツ・ファン・アメルスフォールトがBBCに明らかにしたところによれば、術後の経過も順調で、麻痺や不全麻痺等の恐れは”全く”ないという。フローシュは今後2週間程度は病院で治療を受ける見通しだ。