・‘Would robot sex count as infidelity? Technically no…’

キングスカレッジ・ロンドンのコンピュータ科学者であり、セックス・ロボットに関する本を書かれているケイト・デブリン博士へのインタビューです。

・近年は性的なおもちゃは世間に浸透しています。それらが出現したのはいつ頃でしょうか?また、現代と同じような懸念を引き起こしたりしたのでしょうか?

古代ギリシャの歴史を振り返ってみると、性玩具は既に使われていた事がわかっており、それは絵に描写さ????れてあったり文献に書かれたりしていて、正常な性行為の一部と見なされていました。それが時を経て変化していったのです。
西側のキリスト教教会はこれに眉をひそめていました。
そのため、宣教師の意向に沿っていないもの、生殖目的ではないものには大々的な取り締まりがありました。当時の社会の雰囲気に応じて多くが変更されていましたが、性玩具は何百年もの間存在しているのです。

・セックス技術の役割から判断すると、あなたは人類の新たな性的志向の側面の蓋を開け放ったのでしょうか?

私が面白いと思うのは、このような完璧な恋人を欲しいという考えはずっと続いていて変わる事がないという事です。
私たちは基本的にセックスに向かって引き寄せられる訳ですが、それについて話す事は好まず、テクノロジーやその変化に大きな恐れを持っています。
人々は自分たちの立場が何か他の無機質的なものや機械的なものに取って代わられてしまう事を恐れています。しかし新しい技術というのは、私たちを隔てるより私たちをより緊密に結びつけ、実際にはとても有用なものとなっている事があります。

・セックスロボットに対するとある運動があります。彼らは、女性の孤立化や女性を性処理の道具として見る事を助長するという理由で、それらを禁止しようとしています。彼らにとっては十分な言い分になるのでしょうか?

私は、現在のセックスロボットは還元的であり、女性を性処理のために道具化しているという事には同意しています。
それは女性への単純なステレオタイプの思考であり、映像や紙面といったメディアで描写されているような有害な性のイメージに繋がっていきます。
しかし、害の面という害らしきもの、これらのセックスドールやセックスロボットから人々へ害が発生したという証拠はありません。
実際、私の研究においては、セックスドールを購入していた人達は、信じられないほど人形を尊重しており、性暴力に繋がるような兆候はないという事を示しています。
彼らの反対運動は性風俗産業への強い否定的な意見に由来していて、彼らは売春などに反対している人達であり、セックスロボットの存在をその継続として見ており、性産業自体を廃止させたいと考えているのです。

しかし、私は現在の形状は問題であることに同意しています。性玩具を人間のような形状から切り離す事を主張する私の理由も、彼らに同意した部分から来ているものです。

・ロボットとのセックスは不倫になるでしょうか?

厳密には違います。あなたがそれを離婚の理由として法律に沿いたいと思っても、それはある種の不合理な理由となると言えると思います。まずロボットは人間ではないので、姦通を理由に離婚することはできないのです。
性玩具の使用を良しとしていない人々がいますが、一方には非常に有用なものだと感じている人がいるので、人々の道具への考え方は、彼らとそのパートナー関係に依存していると思います。


私達はコンパニオンロボットの件から人間が性的な繋がり以外でテクノロジーを使って他と友好的な関わりを持つことができる事を知っているはずです。

(イメージ画像)
https://i.imgur.com/nUtqkWC.jpg

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Sun 28 Oct 2018 02.00 The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2018/oct/27/kate-devlin-robot-sex-infidelity-teledildonics-relationships