9月10日から。月、水、金各曜日の週3便で、所要時間は約6時間

 フィリピン航空(PAL)は9月10日からマニラ?札幌直行便を就航することを17日までに明らかにした。月、水、金の週3便で、所要時間は約6時間。使用機は最新型のエアバスA321neoで、エコノミー168席、ビジネス12席。札幌直行便はこのPAL便が初めて。マニラと日本各地を結ぶ便としては成田、羽田、名古屋、関西、福岡に次ぐ6番目の路線となる。

 北海道は日本を訪れるフィリピン人にとって人気観光地の一つ。毎年2月に札幌市で開催される雪まつりを挟んで、冬期には「雪を見たい」「スキーをしたい」などの目的で多くの比人が既に北海道を訪れている。

 さっぽろ雪まつりではアジアからの観光客を意識してアジアの建物を毎年造っており、2015年にはマニラ大聖堂の大きな雪像も造られた。昨年は北海道を舞台にした比人海外就労者(OFW)の苦悩や恋愛模様を描いたシグリッド・ベルナルド監督の映画「キタキタ」が比で空前のヒットを記録、さらに北海道が注目されるようになった。

 首都圏マカティ市在住の女性弁護士ドゥムラオ・リバティさん(47)も熱烈な北海道ファン。16年2月に弁護士仲間とさっぽろ雪まつりを見るために初めて北海道を訪れ「何を食べてもおいしかった、特にラーメンが大好きになった」と「ラーメン党」を自称。「初めての雪に感動し、子どもに戻ったように楽しんだ。もう一度、北海道に行きたい」と話す。

 PALは現在、マニラ?福岡、名古屋、関西、成田、羽田便、セブ?名古屋、関西、成田便、台北?関西便の週計89便を日本に就航させている。(毛利三千代)

まにら新聞
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