(CNN) 米南部フロリダ州でこのほど、
自治会からの罰金を避けるため芝生の張り替えをしていた男性が心臓発作で病院へ搬送された際、
その後の芝の張り替えを戻ってきた消防士たちが手伝う出来事があった。

フロリダ州パスコ郡に住むジーン・ワークさんは7日、自治会からの罰金を避けるために庭の芝生の張り替えを行っていた。

妻のメリッサさんのフェイスブックへの投稿によれば、ジーンさんは心臓発作に見舞われて意識がもうろうとするなかでも、
芝生を無駄にして枯らしたくないから、植えるように頼み続けてきたという。

消防士が現場に駆け付け、ジーンさんとメリッサさんを病院へと送り届けた。芝生の張り替えのため、
家にはメリッサさんの義理の兄弟が残った。

この男性が古い芝をはがし終えて新しい芝の植え替えを始めると、エンジン音が聞こえてきた。

消防車1台と救急車1台が止まり、消防士7人が準備万端で跳び降りてきた。
彼らによれば、「ジーンさんが深刻なトラブルに巻き込まれたことを知り」、芝を枯らさないようにするため、
手伝おうと戻ってきたのだという。

パスコ郡の消防当局はフェイスブックへの投稿で、この件について確認し、ワークさんの早い回復を祈った。
「我々は、助けが必要とされるときはいつでも地元社会を助けるべきだと信じている。
最近、第10ステーション(Aシフト)の隊員はまさしくそれを実行した」

メリッサさんは、隊員たちの仕事上の義務を上回る親切に感動した。
メリッサさんは「彼らは、夫の命を救い、病院へ搬送し、そして、
芝生を救うことにまで気を使ってくれた」と喜びの声を投稿した。

https://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/10/5dea75a861c170d2dee397c87cf4c236/t/768/432/d/firefighters-lay-sod-for-man.jpg

CNN
https://www.cnn.co.jp/fringe/35122232.html