サッカーのアルゼンチン代表チームが、9日に予定されていたイスラエルとの親善試合を中止することを決めた。
現地紙などが報じた。会場となるスタジアムはエルサレム近郊で、かつてはパレスチナの村だったことから、
パレスチナ側が抗議していた。

 在アルゼンチンのパレスチナ大使は現地ラジオ局の取材に、
アルゼンチンが領有権を主張する英領フォークランド諸島(スペイン語名・マルビーナス諸島)を引き合いに、
「我々にとってこの試合を認めることは、マルビーナスの(英国による)占領を祝うことと同じだ」と批判した。

 また、パレスチナのサッカー連盟会長は抗議活動を呼びかけた。呼応したアラブ人らが、
アルゼンチン代表のリオネル・メッシのユニホームや写真を燃やすなどしていた。


朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL663C8CL66UHBI01H.html