バンコクの空港内で拉致事件発生、イミグレ職員も関与

2018年5月6日夜、タイ・バンコクの空の玄関であるスワンナプーム国際空港に到着した中国人女性(39歳)が、タイ人女を含む中国人グループに連れ去られる事件が発生しました。

各報道によると、犯行グループは被害者女性の夫であるアフリカ人男性とともに行ったビジネスが失敗。その損失を取り返すために女性を拉致してチョンブリ県のホテルなどに監禁し、女性の夫に対して身代金を要求したとのこと。

女性の夫は身代金を支払いましたが、女性は開放されれず、犯行グループがさらに追加の身代金を要求したところ、18日に女性の夫がタイ警察に通報。5月19日午後11頃なって、女性はバンコク・バンナーの路上で開放されました。タイ警察は犯人グループの行方を追っていますが、中国人については既に逃亡したとのこと。

スワンナプーム空港の監視カメラには、入国手続き前に犯行グループが女性を取り囲んでいる様子が映っており、タイ警察は入国管理職員の中に犯行グループへの協力者がいるとしています。

タイランドハイパーリンクス
http://www.thaich.net/news/20180523ai.htm
http://www.thaich.net/wp-content/uploads/2018/05/kidnapped-bangkok-airport.jpg