ワシントン(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は11日、
ロシア軍のTU95型長距離爆撃機「ベア」2機が同日、
米アラスカ州沖合の防空識別圏に侵入したため米軍のステルス戦闘機F22の2機を緊急発進させたと報告した。

アラスカ州の基地に配備されるF22機によるけん制活動などは同州沖合の国際空域上で実施したとしている。
米国の防空識別圏はアラスカ州西部沿岸部から約200マイル(約322キロ)離れた空域に設定されている。

NORADの声明によると、F22はベア2機を米アリューシャン列島北部空域で視認した。
遭遇後、ベア機が進路を西へ取り、防空識別圏を離脱するまで警戒や監視を続けたとした。

アラスカ州近辺でのロシア軍用機の接近を受けた米軍機の緊急発進や監視活動は昨年5月3日以来となった。

画像:ステルス戦闘機「F22ラプター」
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CNN
https://www.cnn.co.jp/usa/35119044.html