米民間宇宙企業スペースXのロケット「ファルコン9」の最新型「ブロック5」が11日午後(日本時間12日早朝)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。同社のロケットとしては初めて米航空宇宙局(NASA)による有人宇宙飛行の基準を満たし、国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士輸送で活用することを想定している。
 ファルコン9は打ち上げ後、自力で地上に戻り、回収して再利用できるのが特徴。従来型ロケットが最大でも2回しか利用されていなかったのに対し、ブロック5は回収後の検査を経て10回の利用が可能とされ、スペースXは「改修すれば100回以上使えるかもしれない」と説明している。
 この日のロケットは、バングラデシュの通信衛星を積載。当初10日に打ち上げる予定だったが、直前になって技術的問題で延期されていた。
jiji
2018/05/12-09:50
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